Ókuri note
永代供養

永代供養と樹木葬の違い|費用・特徴・選び方を比較

|4分で読めます
石碑と樹木葬を並べた比較構図|永代供養と樹木葬の違い 費用と選び方

「永代供養」と「樹木葬」という言葉は、お墓選びの場面でよく目にしますが、この2つの違いを正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。実は、永代供養は「供養の仕組み」であり、樹木葬は「埋葬の形態」です。この記事では、7つの観点から両者の違いを徹底比較し、どちらが自分に合っているかを判断するお手伝いをします。

永代供養と樹木葬の基本的な違い

まず大切なのは、永代供養と樹木葬は「比較する次元が異なる」ということです。

永代供養とは、寺院や霊園がご遺族に代わって長期間にわたりご遺骨を管理・供養してくれる仕組みのことです。詳しくは「永代供養とは」をご覧ください。

樹木葬とは、墓石ではなく樹木や草花を墓標として埋葬する形態のことです。「樹木葬とは」の記事で基本を解説しています。

つまり、「永代供養つきの樹木葬」という選択肢も存在します。実際に多くの樹木葬霊園が永代供養をセットにしており、両方の特徴を兼ね備えたプランが増えています。

費用の比較

費用面での違いを見てみましょう。

永代供養の費用

永代供養の費用は形態によって幅があります。合祀墓で5万〜30万円、個別安置型で20万〜150万円が相場です。詳しくは「永代供養の費用」をご参照ください。

樹木葬の費用

樹木葬は合祀型で5万〜20万円、集合型で15万〜60万円、個別型で50万〜150万円が相場です。永代供養が含まれている場合は、別途供養料がかからないケースが多いです。

結論として、同じグレードで比較すると費用に大きな差はありません。むしろ「合祀か個別か」という選択の方が費用への影響が大きいといえます。

供養方法の違い

永代供養では、寺院の僧侶が定期的に読経や法要を行ってくれます。お盆やお彼岸の合同法要に参加できる施設も多く、宗教的な供養を重視する方に向いています。

樹木葬の場合、寺院運営の霊園であれば同様の供養が行われますが、民営霊園では宗教的な供養は行われないこともあります。自然に還ることそのものを供養と捉える考え方です。

お参りのしやすさ

永代供養の場合、納骨堂型であれば屋内でお参りできるため、天候に左右されません。駅近の施設も増えており、高齢のご家族でも通いやすいです。

樹木葬は屋外の自然環境が基本です。里山型の場合はアクセスが不便なこともありますが、都市型であれば公園のように整備されたお参りしやすい環境です。季節の花に囲まれた穏やかな雰囲気の中でお参りできるのは、樹木葬ならではの魅力です。

後継者の必要性

永代供養も樹木葬も、基本的に後継者は不要です。これが従来のお墓との最大の違いであり、おひとりさまや子どものいないご夫婦に選ばれる大きな理由です。どちらも「お墓の承継」という負担から解放される点では共通しています。

宗教・宗派の制限

永代供養は寺院が運営母体の場合、その寺院の宗派に準じることがあります。ただし「宗教不問」とする施設も多いです。樹木葬はほとんどの場合、宗教・宗派を問いません。無宗教の方にも利用しやすいのが特徴です。

どちらを選ぶべき?判断のポイント

以下のような方には永代供養がおすすめです。

・宗教的な供養(読経・法要)を重視したい方
・屋内でのお参りを希望する方
・都心でアクセスの良い場所を求める方

一方、樹木葬は次のような方に向いています。

・自然の中で眠りたい方
・従来のお墓のような雰囲気を残しつつ費用を抑えたい方
・宗教にこだわらない方

なお、「永代供養つき樹木葬」を選べば、両方のメリットを得ることができます。

まとめ

永代供養は「誰が供養するか」の仕組み、樹木葬は「どこに埋葬するか」の形態です。両者は対立する概念ではなく、組み合わせて利用できるものです。費用・供養方法・お参りのしやすさ・宗教的な要素など、ご自身やご家族にとって何が大切かを整理し、実際に施設を見学した上で判断されることをおすすめします。

監修
Okuri note編集部

Okuri note編集部

監修・編集

終活・お墓・散骨・永代供養に関する情報を、編集チームが調査・執筆しています。墓地埋葬法をはじめとする葬送関連法規の最新動向、各地の霊園データ、実際の利用者の声を継続的にリサーチし、初めて終活に向き合う方にもわかりやすい記事をお届けすることを目指しています。一部記事については行政書士などの専門家による監修も予定しています。

▶ 運営について詳しく見る
シェア

永代供養の費用・種類を比較したい方へ

永代供養墓の種類別費用、選び方のポイント、注意点をまとめた記事をご用意しています。

記事一覧を見る

永代供養の関連記事

横浜港を望む窓辺の数珠と白菊・蓮・線香の静物|永代供養 神奈川 横浜・湘南・県央の地域別ガイド永代供養

永代供養 神奈川|横浜・湘南・県央の地域別おすすめと費用相場【2026年版】

神奈川県の永代供養を、横浜・川崎の都心型/湘南・鎌倉の沿岸型/県央・県西の内陸型/三浦・横須賀の郊外型の4地域、合祀・集合・個別・納骨堂の形式別、5万・30万・80万円超の予算別で整理。「海が見える霊園」「駅近の屋内納骨堂」など神奈川ならではの立地特性と費用相場、選び方の基準を解説します。

東京の都市型屋内メモリアル空間と高層ビル群の遠景|永代供養 東京のエリア別ガイド永代供養

永代供養 東京|23区・多摩・都立霊園のおすすめと費用相場【2026年版】

永代供養 東京の選び方を、都心・城南(ビル型納骨堂)/城東・城北(寺院併設)/多摩(郊外・樹木葬型)/都立霊園の合葬施設(公営・最安)の4エリア、合祀墓・個別墓・納骨堂・樹木葬型の4タイプ、5万〜200万円の予算別で整理。「駅近の自動搬送式納骨堂」「都立霊園の合葬埋蔵施設」など東京ならではの選択肢と費用相場、選び方の基準を解説します。

東京の現代的な屋内納骨堂|タイプ別・予算別・エリア別の選び方永代供養

納骨堂ランキング 東京|タイプ別・予算別・エリア別の選び方完全ガイド【2026年最新】

東京で納骨堂を探す方向けに、自動搬送式・ロッカー式・仏壇式・位牌式・墓石式の5タイプ別、30万・50万・80万・100万円超の予算別、都心3区・城東・城南・城西・城北のエリア別でランキング化した選び方マップ。施設名ではなくタイプと条件で「自分に合う1つ」を絞り込めます。

他のテーマも見てみる